2021年02月16日
外壁塗装をしたいけれど、ペットへの影響が心配だと思っている人はいませんか。
実際に外壁塗装をするときには、ペットへ悪影響を及ぼす場合もあります。
しかし、事前に対策をすることで防げます。
今回は広島の塗装会社である当社がペットがいるお家が外壁塗装のときに注意するポイントを紹介します。
□ペットに影響を及ぼす可能性がある原因
外壁塗装がペットに影響を与える時は、主に5つ挙げられます。
1つ目は塗料自体の成分です。
塗料には塗料を薄めるためにシンナーなどの有機溶媒が使用されますが、この有機溶媒が揮発してたものが、臭いの原因となります。
最近では有機溶媒を使用しない水性塗料を使用する場合もありますが、状況によって使用できない場合もあるでしょう。
2つ目は換気ができないことです。
外壁塗装をするときは窓に塗料が付かないように窓を養生してふさぐので、窓を開けて換気ができない状況になります。
人間は体温調節をするために服を脱いだり他の部屋に移動できますが、ペットは自分で部屋を移動したり服を脱いで体温調節ができないので、最悪の場合はペットの命にかかわる可能性があるでしょう。
中には窓を養生をしなくても施工できる会社や、窓を少し開けられるように配慮する会社もありますが、必ず換気に配慮するとは限りません。
3つ目はエアコンが使用できないことです。
施工時は窓だけではなくエアコンの室外機にも塗料が飛ばないように覆いが被せられるので、エアコンが使用できない場合があります。
2つ目もそうですが、適温を保つ必要があるペットにとっては良くない状況なので、契約前にエアコンが使えるように養生をしてもらえるのかを確認しましょう。
4つ目は塗装会社の人が出入りすることです。
ペットにとって知らない人である塗装会社の人が家を出入りしていると、強いストレスを受ける可能性があります。
これは塗装会社の人にとっても作業中にペットが周囲をうろうろしたり、ほえられたりすると作業に集中できずにミスや事故の原因になる可能性があります。
ですので、施工中はペットを塗装会社の人と合わない部屋や場所へ連れていくと良いでしょう。
5つ目は大きな音が出ることです。
外壁塗装には足場の設置、足場の解体、壁の高圧洗浄などの大きな音が発生する工程があります。
大きな音はペットにとってはストレスの原因になるので、この作業の間は他の場所へ連れ出すと良いでしょう。
このように外壁塗装はペットにとってストレスがかかったり、命に関わる可能性があるので、施工するときには何らかの対策が必要です。
□施工の前に準備する対策
施工の前にできる対策は3つあります。
1つ目は塗装会社にペットがいることを伝えることです。
事前の見積りの時にどのようなペットがいるのかを伝えることで、施工時にペットに配慮して作業をしてくれるでしょう。
2つ目は施工前にペット小屋やケージを作業の邪魔にならない位置に移動することです。
これは、作業員に対しても作業がやりやすくなるというメリットがあります。
また、ペットにとっても見ず知らずの作業員を意識してストレスを感じる場面を少なくできるというメリットもあるでしょう。
3つ目は外壁塗装が短期間で終わる夏の時期を選ぶことです。
ペットへのストレスを最小限にするには、施工期間を短くするのが効果的です。
塗料は外気温が高いと乾燥しやすくなるので、外気温が低い冬の時期や湿度が高い梅雨の時期は避けるのが無難でしょう。
この3つが自分でできる事前対策ですが、ペットへの影響を抑えるためには塗装会社の配慮が不可欠です。
ですので、契約時に具体的にどのような対策を行うのかを質問して、詳しく確認しましょう。
□施工中にできる対策
では、施工中にできる対策はどのようなものがあるのでしょうか。
1つ目はペットを家に置いて、長い間外出しないことです。
これは、外出中に外壁塗装の塗料の原因で、ペットに異常が起きたとに素早い行動を起こせないからです。
また、犬によっては、塗装会社の人に吠え続ける場合があります。
この時に飼い主がいないと、吠える犬への対応ができずに近隣の迷惑になるので、施工を一時中断する場合もあるでしょう。
2つ目は施工中はペットを連れて外出するという方法もあります。
特に臭いが発生する塗装の日や、大きな音がする足場の設置、解体の日だけでも外出すると、大幅にペットへのストレスを軽減できるでしょう。
3つ目はペットを違うところに預けるという方法もあります。
施工期間の間は他の場所で預かってもらうとペットへの影響を無くせるので、近くに親戚や両親がいる場合に有効です。
また、ペット用のホテルもあるので、そちらを利用するのも良いでしょう。
□まとめ
今回は外壁塗装がペットに影響を与える可能性がある5つの要因と、ペットを守るための対策方法を紹介しました。
ペットは人間のように自分で言葉を発したり、家を自在に移動したりするのは不可能なので、施工する前に飼い主が対策することが重要になります。
ペットを飼っている人は、この対策法を参考にしてはどうでしょうか。