2023年06月16日
「外壁塗装はしなくてもいい。」
「外壁塗装って1回したら30年は持つんでしょ。」
このような考えをお持ちの方いらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、その情報は誤りです。
外壁塗装は10年から20年ごとの塗装が必要です。
なぜ定期的なメンテナンスが必要なのでしょうか。
そこで今回は、外壁塗装の必要性について紹介します。
□外壁塗装は30年ももつのか?
外壁塗装の耐用年数はほとんどの塗料で10年から20年とされています。
30年以上の耐用年数を持つ塗料は製造されていません。
耐用年数に関する認識でよくある間違いとして、耐用年数内であれば劣化しないとの誤解があります。
耐用年数は、一般的な使い方をした時にメーカーや施工業者が保証できる使用限度のことです。
したがって、耐用年数が経過するまで全く劣化をしないという事ではありません。
特に台風が多い特殊な環境では、劣化が起こりやすい為、耐用年数が経たずに使用できなくなることもあります。
耐用年数にばかり気を取られるのではなく、外壁が劣化していないかをチェックすることをおすすめします。
□外壁の長年の放置は危険!
外壁は耐用年数に関わらず、10年ごとの塗り直しを推奨されています。
製品にもよりますが、塗料の耐用年数を約10年としている物も多く、定期的なメンテナンスを行うことで、外壁を長持ちさせることができます。
高性能な塗料だとしても、何もしないまま何十年も持つことはありません。
もし、30年以上もメンテナンスをしていない場合、カビやコケ、色褪せやチョーキング、ひび割れなどの劣化症状が起きている可能性があります。
特にひび割れの症状が出ている時は注意しましょう。
ひび割れ部分から雨水が建物内部に入り込む可能性があるからです。
雨水が侵入してくると内部の木材や鉄が腐ったり錆たりしてしまいます。
そして、劣化がさらに進んでしまうことも。
一見劣化しているように感じられなくても、気づかないところで劣化が進んでいる可能性がありますので、塗装から何十年も経っている家は塗装業者の点検を依頼してみましょう。
先ほども述べたように、劣化症状を放置し続けてしまうと、雨漏りの発生や最悪の場合住宅の倒壊が起こってしまいます。
そして、耐久性も弱まってしまうことを覚えておきましょう。
□まとめ
外壁塗装は私たちの住宅を守るために必要なことです。
劣化が進んでしまうと、住宅に使われる木材が腐り、耐久性が弱まってしまいます。
日本は地震の多い国ですので、耐久性は大切です。
住宅の倒壊を防ぐためにも、定期的な点検とメンテナンスを行うようにしましょう。