2023年07月10日
皆さんこんにちは。
代表の本森です。
今回ご紹介するのは、こちらのお宅の塗り替え工事です。
塗り替え前/塗り替え後
施工の様子をご紹介します。
施工の流れ
施工の全体的な流れをご紹介します。
使用した材料を、工程と一緒に表記しています。
材料選びの参考にしてみてください。
下地処理
・コーキング打ち替え
・ベランダ床 ケレン
付帯部塗装
・ケレン
・下塗り
・中塗り
養生
外壁塗装
・下塗り
・中塗り
・上塗り
養生撤去
付帯部塗装
・上塗り
ベランダ防水
清掃、手直し
材料の紹介
今回使用した材料をご紹介します。
塗り替えの際の、参考にしてみてください。
外壁
・下塗り材
【ASTEC】エポパワーシーラー(透明)
・上塗り材
【ASTEC】超低汚染リファイン1000MF-IR(ベイジュ 3分艶)
【ASTEC】超低汚染リファイン1000MF-IR(アイアンバーグ 3分艶)
付帯部
・下塗り材
【日本ペイント】ハイポンファインデクロ(赤さび)
・上塗り材
【ASTEC】マックスシールド1500Si‐JY(ウィザードコッパー3分艶)
ベランダ防水
【日本特殊塗料株式会社】タフシールトップ#300(グレー)
コーキング打ち替え
サイディング壁では、ボード同士の隙間をコーキングで埋めています。
コーキング材も経年劣化が起こるため、定期的な打ち替えが必要です。
劣化によりひび割れたコーキング
上の写真では、コーキングがひび割れているのがわかります。
このままでは、コーキングの防水機能を保つことができません。
コーキング撤去の様子
カッターナイフで、壁とコーキングを切り離し、ペンチ等で引き抜きます。
サッシや壁を傷つけないように、慎重に行います。
撤去が完了したら、壁に不要なコーキング材が付かないように、養生を行います。
その後、コーキング材の密着性を高めるため、専用のプライマーを塗ります。
養生/プライマー塗り
コーキング材を充填し、ヘラで整えます。
最後に養生を撤去すれば、打ち換え完了です。
すべてのコーキングを撤去し、新しいものに打ち替えました。
基本的に、サイディングボードよりコーキングの方が劣化が早いです。
外壁塗装の際には、同時にコーキングの打ち替えることをおすすめしています。
ベランダ床ケレン
今回は、ベランダ床の防水工事もさせていただきました。
ベランダの床の塗装は、最後に行います。
仕上がった壁を汚さないように、あらかじめ汚れを落としておきます。
ケレン前のベランダ床
まずは、コケを除去します。
専用の薬品を使って、しっかりコケを落とします。
水で洗い流すと、きれいにコケが除去できました。
薬品塗り/洗い流した後
次は、コケ以外の汚れも除去していきます。
機械を用いて、表面の塗膜や汚れを削り落とします。
それらをアセトンで、拭きとり完了です。
サンダーケレン/アセトン拭き
ケレン完了
ベランダの塗装は、最後に行います。
このまま置いておいて、次の工程に移ります。
高圧洗浄
屋根、壁をはじめ、家を一軒丸々の洗浄です。
外壁洗浄の様子
洗浄完了
高圧洗浄は汚れを落とすだけではなく、雨漏りの確認も兼ねています。
これで、漏れがなければ、梅雨、台風の大雨でも雨漏りが起こることはありません。
たつみ塗装では、下地処理に力を入れています。
徹底した下地処理で、塗料の効果を最大限に引き出します。
付帯部塗装
付帯部は、雨樋やひさし、水切りなどの屋根、外壁以外の部分です。
外壁を塗装する前に、細かい部分の塗装をしておきます。
ここでもはじめにするのが、下地処理です。
ケレンと呼ばれる作業で、サンドペーパー等で汚れを落とし小さな傷をつけます。
あえて小さな傷をつけることで、塗料の密着性が高まり、保護と美観の効果を高めます。
ケレンの様子 水切り/ひさし
水切り、ひさし等の鉄部には、錆止めプライマーを下塗りとして塗装します。
【日本ペイント】ハイポンファインデクロ(赤さび)を使用
さび止め塗装 ひさし/水切り
下塗りの上から上塗り材を2回塗装します。
1回目が中塗り、2回目が上塗りです。
上塗り材【ASTEC】マックスシールド1500Si‐JY(ウィザードコッパー)を使用
中塗り 水切り/ひさし
付帯部の中塗りが完了したら、外壁の塗装に移ります。
今度は、外壁以外すべてを養生していきます。
付帯部中塗り完了 ひさし/水切り/雨どい
外壁塗装
付帯部を中塗りで止めておいて、外壁の塗装を行います。
付帯部やサッシに外壁の塗料が、付かないように養生が必要です。
養生が完了したら、外壁を下塗りしていきます。
今回は下地調整材【ASTEC】エポパワーシーラー(透明)を下塗りとして使用しました。
外壁下塗りの様子
下塗り材は透明ですが、塗った後は壁に艶がでます。
次に塗る上塗り材のためにも、しっかりとした塗装が必要です。
下塗りの後は、中塗りと上塗りです。
今回は、2種類の色を使って色分けしました。
【ASTEC】超低汚染リファイン1000MF-IR(ベイジュ 3分艶)
【ASTEC】超低汚染リファイン1000MF-IR(アイアンバーグ 3分艶)
中塗りの様子 ベイジュ/アイアンバーグ
中塗り完了
ローラーを使って、均一に塗装していきます。
塗料が乾燥してしまう前に、塗装する必要があります。
早く、丁寧に塗装することがポイントです。
上塗りの様子 ベイジュ/アイアンバーグ
上塗り完了
付帯部塗装(上塗り2回目)
外壁の塗装が完了したら、養生を撤去します。
先ほど上塗りを1回塗で止めておいた、付帯部を2回目塗装し仕上げます。
外壁を塗装するには、付帯部への養生が必要です。
するとテープのあとや、にじんだ外壁の塗料がついてしまいます。
これでは、付帯部を掃除してもう一度塗装する必要があります。
ですから、先に外壁を塗装し、後から付帯部を仕上げています。
付帯部上塗り 雨どい/破風板
付帯部上塗り完了 ひさし/雨どい
付帯部上塗り完了 破風板/水切り
ベランダ防水
外壁、付帯部の塗装が完了したら、ベランダの床を塗装です。
養生をすべて撤去し、清掃を行い、塗装の準備を整えます。
【日本特殊塗料株式会社】タフシールトップ#300(グレー)
上記の材料を外壁同様に、ローラー使って塗装します。
ベランダ防水塗装の様子/完了
清掃、手直し
塗装が全て完了したら、清掃と手直しです。
不必要に付着してしまった塗料を除去し、まっすぐ線を出します。
細かいところは、ハケを使って作業します。
色が変わる境界線、サッシとの境界線が、まっすぐだととてもきれいです。
完成写真
お客様からの声
塗替えをお考えの方は、ぜひ塗装職人専門店の『たつみ塗装工業』をお尋ねください!