2020年07月16日
外壁塗装における塗料は、出来上がりを左右すると言っても過言ではありません。
「外壁塗装をしようかなと思っているけど、塗料によって違いはあるのかな。」
今回はこのように悩んでいる方に向けて、外壁塗装の塗料を選ぶ際の知識やおすすめの塗料をご紹介します。
□外壁塗装の塗料を決める際に必要な知識とは?
外壁塗装の塗料には種類がたくさんあるので、どれにすればよいのかわかりませんよね。
塗料を決める際には、塗料の特徴や価格についての知識、そして自分の家に関する知識が必要です。
これらについて、簡単にまとめてみましたので、一度ご確認ください。
*塗料の種類は大まかに分けると5種類!
外壁塗装用の塗料を開発しているメーカーはたくさんあります。
したがって商品の数は山程あります。
そのため、原料で分類して確認していきましょう。
一般的に、アクリル系塗料、ウレタン系塗料、シリコン系塗料、フッ素系塗料の4種類に分けられることが多いです。
ただ、特殊な塗料もあるので、最後にどのようなものか紹介します。
まずはアクリル系塗料から見ていきましょう。
1缶あたり約1万円前後で一番値段が安いです。
効果は4〜7年しか持続しないので、頻繁に塗装をし直す必要があります。
現在では、使用頻度は下がってきていますが、一度確認してみてください。
ウレタン系塗料は、1缶あたり約1万2千円くらいです。
効果は8〜10年ほど持続すると言われています。
こちらも、現在では使用頻度が下がってきてはいますが、安い割に持続期間が長いという特徴を持つので確認してみましょう。
シリコン系塗料は、1缶あたり約2万5千円くらいです。
効果は12〜15年ほど持続すると言われています。
結論にもなりますが、現在ではこのシリコン系塗料が一番人気です。
無難に塗料を選びたいという方は、シリコン系塗料を選ぶと良いでしょう。
フッ素系塗料は、1缶あたり約7万円となっており非常に高価です。
ただ、効果は15〜20年も持続すると言われているので、あまり塗装をし直したくない方は、一度検討してみることをおすすめします。
またフッ素系塗料は、質の高さが特徴で、水や汚れや紫外線などにも強いのも魅力でしょう。
最後の特殊塗料に関しては、はじめて知った方が多いことと思います。
特殊塗料は、特殊な効果を持つ塗料の総称みたいなものです。
多くの効果がある中の、いくつかを取り上げると、断熱性や遮熱性や不可燃性などがあります。
他の塗料にも、このような性質があるものは存在しますが、これらの性能を高めたい方には特殊塗料を選んでみることをおすすめします。
*家の特徴を一度確認し直してみるのもおすすめ!
塗料を選ぶ際には、自分の家の特徴を2つ、確認しておく必要があります。
それは、外壁がどのような種類でできているのかと家がどのような場所に立地しているかということです。
また、外壁は様々な種類があるので、それぞれに合った塗料の選び方をしなければ、早期劣化につながってしまうかもしれません。
早期劣化をさせないためにも、自分の住宅にはどのような外壁材を使っているのかを確認し、塗料を選ぶことが大切です。
また、住んでいる場所の状況によっても塗料を変える必要があるので、注意深く選びましょう。
交通量の多さや日当たりなどの立地条件を一度確認してみてください。
□中でも無機塗料がおすすめ!
無機塗料は、ケイ素・セラミックといった無機物を配合して作られた塗料のことを言います。
無機塗料のメリットとしてまずは耐候性の高さがあげられるでしょう。
つまり無機塗料は耐用年数が長く15~20年くらいと見込まれているほどです。
これは耐久性に優れたフッ素塗料を凌駕します。
長期的に表面を保護するため、劣化速度が遅い傾向にあります。
もちろん有機物も含まれているので劣化はしますが、耐用年数は長いです。
また、無機塗料は汚れにくいことも特徴としてあげられるでしょう。
親水性と呼ばれる水となじみやすい特徴を持つため、付着した汚れを落とせるのです。
外壁は日々様々な外部要因に影響を受けていて、風にのって運ばれてきた砂やほこりが付着することもあります。
そのまま放置していると見た目も良くないですし、カビなどが伸びると厄介です。
植物の種が風に運ばれてくる可能性もあるでしょう。
そういったものは放置しておくと汚れの原因として悩ませます。
無機塗料は、植物が栄養とする有機物の割合が少ないため、そもそも生えにくい環境であることを意味します。
それに加えて汚れそのものを除去することで、頻繁にメンテナンスをする手間も避けられます。
そして、無機物は燃えにくい性質があります。
したがって火にも強い塗膜が実現できるでしょう。
□まとめ
今回は、外壁塗装の塗料を選ぶ際の知識やおすすめの塗料についてまとめました。
外壁塗装をする際の費用の約2割を塗料が占めると言われています。
したがって失敗を避けるためにもじっくり選択する必要があるでしょう。
東広島市で外壁塗装をされる予定の方は、ぜひ参考にしてみてください。