2019年06月28日
外壁塗装をする目的は、色や明るさなど見た目を変えることだけではありません。
塗装によって、外壁自体の耐久性を高めることも目的の一つです。
外壁の耐久性を高めるために重要なのが、塗料の防水性です。
外壁の塗装に防水性がないと、深刻な事態を引き起こしやすくなります。
今回は、外壁塗装における防水の重要性をご紹介いたします。
□外壁塗装が担う役割
外壁が担う役割は、いくつかあります。
例えば、外から見たときのお家の色や雰囲気を決めたり、あらゆるダメージから家を守ってくれたりします。
あらゆるダメージというのは、例えば雨水や紫外線、熱などです。
これらは、外壁を作る物質の中に化学反応を引き起こし、外壁をもろくしてしまいます。
外壁塗装には、見た目だけでなく耐久性も守る役割があるのです。
□防水性がないと、こんなことに…
上に紹介した、耐久性を高める機能の中でも、防水機能は特に重要です。
水は、外壁を劣化させる大きな原因の一つであるからです。
木造の建築の場合、水が内部に侵入すると柱や梁などが腐食し、家自体の耐久性がかなり下がってしまいます。
木材が侵食すると、シロアリの発生につながります。
木材だけでなく、断熱材などの住宅の機能性も失われてしまうこともあります。
コンクリートの建造物の場合も油断はできません。
コンクリートが水にさらされると、セメント成分が流れ出し、もろくなってしまいます。
そこからさらに水が侵入し、内部の鉄筋構造の侵食、カビの発生など、様々な影響を及ぼします。
木造建築でもコンクリート建築でも、水から建物を守る機能はとても重要なのです。
□防水機能が低下しているサイン
あなたの家の壁に、こんな症状は見られませんか。
もし確認できたら、外壁の防水性が落ちているかもしれません。
*チョーキング現象
チョーキング現象とは、外壁に粉が付く劣化現象です。
外壁に触れたときに白い粉が付着するような場合は、外壁の防水機能が低下しているサインです。
*変色
外壁が変色する原因はいくつかあります。
紫外線で色が変わることもありますが、地面に近い部分や湿気が溜まりやすい部分での変色が見られれば、水の影響であると考えられます。
*ひび割れ
ひび割れが発生することで、そこから雨水が侵入しやすくなって内部の侵食につながります。
防水機能の低下が発生原因の一つであり、さらに防水機能を低下させる原因にもなります。
□まとめ
今回は、外壁塗装における防水機能の重要性をご紹介いたしました。
水は外壁の天敵であり、様々な劣化現象を発生させます。
防水性のある塗料を使うことで、より水に強い外壁に仕上げることができます。
お家の耐久性を高めるためにも、塗料選びの際の参考にして見てくださいね。