2020年10月24日
外壁塗装をご検討中の方にぜひ知っていただきたいのが、塗料の種類です。
塗料には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。
ただ、どのようにして塗料を選べば良いか分からない人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、外壁塗装で使用する塗料の種類と、おすすめの選び方をご紹介します。
□塗料にはどんな種類があるのか
塗料には様々な種類があります。
そこで、それぞれの特徴をご紹介していきます。
1つ目は、アクリル系塗料です。
アクリル系塗料は、主成分がアクリル系樹脂の塗料のことを指しています。
その特徴は、軽量であるため重ね塗りがしやすいことでしょう。
また他のモノと比べて安価であることも特徴の1つです。
しかし、この塗料のデメリットとして紫外線に弱いということが挙げられます。
そのため、耐用年数が3年~8年程度と短くなるため、長期間の使用を目的とされている方には、あまり向いていないでしょう。
また、すぐに塗りなおしのメンテナンスをする必要があることから、最近では外壁のメンテンナス用として使用されることはあまりありません。
アクリル系塗料の費用相場は、1平方メートル当たり1000円~1800円程度で、先ほどお話したように最も価格が低いです。
そのため、頻繁に塗り替えたい部分に使う場合は、非常にお得に塗り替えられるためおすすめでしょう。
2つ目は、ウレタン系塗料です。
この塗料は、主成分がウレタン樹脂であり、柔らかい素材であるため密着性に優れています。
また、ゴルフボールの塗装に使用されるほど、細かい部分や、曲面などにも対応できるため、複雑な形状の外壁にも使用できるでしょう。
ウレタン系塗料の中には、弾力がありゴムのように伸縮するタイプのモノもあるため、木材にも塗装できることも特徴の1つです。
この塗料の耐用年数は、5年~10年程が目安で、相場は1平方メートルあたり1700円~2500円ほどとなっています。
防水性と耐水性に優れていて、比較的安価であるためバランスが取れた塗料といえるでしょう。
3つ目は、シリコン塗料です。
シリコン塗料は、総合的に住宅保存にかかるコストを大幅に削減できると言われるほど、コストパフォーマンスの良い塗料です。
耐久性と防水性、仕上がりのよさに優れた上質な塗料であるため、耐用年数は約7年~15年程となっています。
また透湿性があり、結露が発生しにくいことも人気の要因の一つでしょう。
シリコン塗料の相場は、1平方メートル当たり、2300円~3500円くらいとなっています。
比較的安価で、長持ちする塗料を使いたい方におすすめです。
最後は、フッ素系塗料です。
この塗料は、耐久性、耐候性、撥水性に富んでいるため、あらゆる気候に対応できることや、耐用年数も12年~20年と非所に長いことが大きなメリットでしょう。
しかし、費用が他の塗料と比較して高額であるため、一般住宅では、外壁よりもより面積の狭い、屋根に採用されるケースが多いでしょう。
費用相場は、1平方メートル当たり、3500円~5000円とやや高額です。
このように初期費用はかかりますが、長く居住する予定の家で塗り替えの頻度を極力減らしたい方には、おすすめできます。
□タイプ別の塗料の選び方をご紹介します
1つ目は、あまり費用をかけたくないという人向けです。
あまり費用をかけずに、耐久性も求める方には、コストパフォーマンスに優れたシリコン系の塗料がおすすめでしょう。
アクリル系やウレタン系のモノは、価格が安いですが耐久性はあまり優れていません。
シリコン系は現在主流となっている人気な塗料で、コストパフォーマンスに優れたモノを選ばれたい方は、この塗料を選ぶと良いでしょう。
2つ目は、外壁を長持ちさせたい人向けの塗料です。
お金が多少かかったとしても、お家の外壁の塗り替え頻度を減らしたい方には、耐用年数の高いフッ素系塗料がおすすめです。
この塗料は、カビや熱、水に強く頑丈であるため、他の塗料よりも塗り替え頻度を減らせるでしょう。
しかし、シリコン系塗料は塗膜が硬く、ひび割れが発生しやすいというデメリットがあります。
また、塗装をする外壁材によって相性があるため、もし相性が悪ければすぐにひび割れが発生してしまう恐れもあるでしょう。
では、フッ素系塗料を使用する際には、どのようなことに気を付ければ良いでしょうか。
それは、長持ちさせたいからといって、安易に選ぶのではなく、外壁との相性を確かめることです。
外壁との相性が良ければ、最大で20年もの間、お家を守ってくれるでしょう。
そのため、メンテナンスの頻度を減らしたい方や、長持ちさせたい方はフッ素系塗料を選択すると良いでしょう。
□まとめ
今回は、外壁塗装で使用する塗料の種類と、タイプ別の選び方をご紹介しました。
塗料には、アクリル系やウレタン系、シリコン系などの種類がありました。
また、ご紹介したように、それぞれの塗料に長所と短所があるためご自身のご要望に最も合った塗料を選ぶと良いでしょう。
ぜひお役立てください。