2023年10月16日
台風は日本の夏から秋にかけての風物詩とも言えるものですが、その影響は家屋にとって大きなリスクとなりかねません。
中でも、外壁の塗り替え経験があり、それに伴う失敗や悩みを持つ方々にとっては、台風の季節は特に気になる時期でしょう。
台風によって外壁に被害が出た場合、その修理にどれくらいの費用がかかるのか、またその影響はどれくらいのものなのか、これらの疑問を持つ方も少なくないでしょう。
今回は、台風による外壁の被害とその修理費用について、詳しく解説していきます。
□外壁剥がれ以外に台風が及ぼす被害の影響は?
台風はその強風や大雨で、建物に甚大な影響を及ぼすことが知られています。
特に、台風が直撃する場合や進路を外れても、大気の不安定さから長雨となることがあります。
外壁はこれらの風雨の影響を最も直接的に受ける部分であり、台風が近づく前に外壁の状態をしっかりと確認しておくことが非常に重要です。
*強風による塗装の剥がれ
台風の強風は、外壁の塗装を直接的に剥がすことがあります。
特に、塗装から時間が経過し、密着度が低下している場合は、強風が吹きつけることで塗装がはがれやすくなります。
さらに、強風によって飛ばされる木の枝や石などが外壁に当たることで、塗装がはがれる原因となることも考えられます。
*劣化部分からの雨漏り
外壁の塗装が劣化している箇所は、台風の影響を特に受けやすい部分です。
雨水が侵入することで、室内に雨漏りが発生することもあります。
さらに、雨水が建築材に浸透することで、建物全体の強度が低下する恐れもあります。
*普段とは違う箇所への雨風の影響
台風は、普段雨風が当たらないような場所にも影響を及ぼすことがあります。
特に、台風の進路上に家が位置している場合、外壁の損傷が広範囲に及ぶ可能性があります。
□外壁修理にかかる費用は?
台風による外壁の被害は、その範囲や深刻さによって修理費用が大きく変わります。
部分的な被害から、全体的な被害まで、それぞれのケースでの修理費用の相場を詳しく見ていきましょう。
・部分補修の費用相場
飛来物による破損や部分的な損傷の場合、部分補修が考えられます。
屋根の部分補修は、5~30万円程度が相場です。
一方、外壁の部分補修は、5~20万円程度が相場です。
・全体補修の費用相場
広範囲の被害がある場合や、深刻な被害がある場合は、全体補修が必要となることが考えられます。
屋根の全体補修は、60~350万円程度が相場です。
外壁の全体補修についても、120~300万円程度が相場です。
□まとめ
台風は、その強風や大雨で家屋に大きな被害を及ぼすことがあります。
特に外壁は、台風の影響を最も受けやすい部分であり、適切な対策や修理が必要となります。
被害の状況や修理の範囲によって費用は異なりますが、適切な対応をすることで、安全で快適な住まいを維持できます。