2022年12月29日
皆さんこんにちは。
代表の本森です。
今回ご紹介するのは、こちらのお宅の塗り替え工事です。
塗り替え前/塗り替え後
施工の様子をご紹介します。
家の紹介
築24年で、今回が初めての塗り替えでした。
サイディングボードの外壁に、カラーベスト瓦の屋根のつくりです。
新築当時は、お客様念願の真っ白な家だったそうです。
24年の年月で、汚れや色褪せが目立つように、、
「新築の頃のような白い家」を実現させるために、塗り替えを行いました。
施工の流れ
施工の全体的な流れをご紹介します。
使用した材料を、工程と一緒に表記しています。
材料選びの参考にしてみてください。
下地処理
・コーキング打ち替え
・高圧洗浄
屋根塗装
・下塗り【ASTEC】サーモテックシーラー(グレー)
・中塗り【ASTEC】スーパーシャネツサーモSi(バーガンディ)
・上塗り【ASTEC】スーパーシャネツサーモSi(バーガンディ)
付帯部塗装
・ケレン
・下塗り【日本ペイント】ハイポンファインデクロ(白さび)
・中塗り【ASTEC】マックスシールドSi(トゥルーホワイト)
養生
外壁塗装
・下塗り【ASTEC】エポパワーシーラー(透明)
・中塗り【ASTEC】超低汚染リファイン1000Si-IR(トゥルーホワイト)
・上塗り【ASTEC】超低汚染リファイン1000Si-IR(トゥルーホワイト)
養生撤去
付帯部塗装
・上塗り【ASTEC】マックスシールドSi(トゥルーホワイト)
清掃、手直し
材料の紹介
今回使用した材料をご紹介します。
塗り替えの際の、参考にしてみてください。
屋根
・下塗り材【ASTEC】サーモテックシーラー(グレー)
・上塗り材【ASTEC】スーパーシャネツサーモSi(バーガンディ)
外壁
・下塗り材【ASTEC】エポパワーシーラー(ホワイト)
・上塗り材【ASTEC】超低汚染リファイン1000Si-IR(トゥルーホワイト)
付帯部
・下塗り材【日本ペイント】ハイポンファインデクロ(白さび)
・上塗り材【ASTEC】マックスシールドSi(トゥルーホワイト)
コーキング打ち替え
まずは、コーキングの打ち替えから始まります。
コーキングの主な役割は、防水です。
経年に伴って、必ず劣化が起こり、コーキング材にひび割れが発生します。
そこから水が入り、雨漏りや腐食の原因となるので、定期的な交換が必要です。
まずは、コーキング材の撤去です。
ひとつずつカッターナイフで、壁を傷つけないように作業してきます。
明らかに痛んでいるところだけでなく、全てのコーキングを交換するのがたつみ塗装のこだわりです。
コーキング撤去の様子
コーキング材の撤去が完了したら、プライマーを塗ります。
プライマーには、サイディングボードとコーキング材の密着を促します。
よく密着することで、コーキングの効果を長持ちさせることが目的です。
コーキング撤去完了/プライマー塗布の様子
プライマーが塗り終わると、コーキング材を充填してきます。
空気が入らないように、しっかりと充填することが必要です。
緑色のテープは不必要なコーキング材が、壁に付かないように養生をしています。
コーキング打ち替え後に除去することで、コーキングのラインをまっすぐ出す目的もあります。
コーキング材充填の様子/ヘラで整えている様子
最後に専用のヘラで空気を抜き、綺麗に整えます。
テープを取ったら、コーキングの打ち替えが完了です。
コーキング完了
高圧洗浄
コーキングの打ち替えが完了したら、高圧洗浄を行います。
屋根、壁をはじめ、家を一軒丸々の洗浄です。
下の写真の黒い部分は、元々の屋根の塗膜の色で黄色いのは苔等の汚れです。
洗浄後は、塗膜も汚れも綺麗に落ちています。
屋根洗浄の様子/屋根洗浄後
壁や土間も同様に、洗浄します。
水浸しになるので、カッパは必須です。
外壁洗浄の様子
汚れや古い塗膜の上から塗装すると、数年で剥がれてしまいます。
長期的に家を保護し、美観を保つためには下地処理は重要です。
たつみ塗装では、下地処理に力を入れています。
徹底した下地処理で、塗料の効果を最大限に引き出します。
屋根塗装
下地を整え、ようやく塗装の準備ができました。
上から仕上げていくので、まずは屋根塗装からです。
今回は下塗り材として【ASTEC】サーモテックシーラー(グレー)を使用しました。
遮熱効果を高めるため、遮熱専用の下塗り材を2回塗っていきます。
下塗り1回目の様子/下塗り2回目の様子
下塗りの後は、上塗り材を2回塗ります。
上塗り材の1回目を中塗り、2回目を上塗りと呼びます。
上塗り材は【ASTEC】スーパーシャネツサーモSi(バーガンディ)です。
中塗りの様子/上塗りの様子
下塗り材を2回、上塗り材を2回の計4回塗装を行いました。
付帯部塗装
付帯部は、雨樋やひさし、水切りなどの屋根、外壁以外の部分です。
外壁を塗装する前に、細かい部分の塗装をしておきます。
ここでもはじめにするのが、下地処理です。
ケレンと呼ばれる作業で、サンドペーパー等で汚れを落とし小さな傷をつけます。
あえて小さな傷をつけることで、塗料の密着性が高まり、保護と美観の効果を高めます。
ケレンの様子 破風板/水切り
屋根についている水切りは、屋根を塗る前に、ケレン、下塗りを済ませます。
屋根の中塗り、上塗りの際に一緒に塗装し仕上げます。
他の付帯部は、屋根塗装の後に作業をしています。
水切り、ひさし等の鉄部には、錆止めプライマーを下塗りとして塗装します。
その後、上塗り材を2回塗装します。
下塗り材【日本ペイント】ハイポンファインデクロ(白さび)を使用
上塗り材【ASTEC】マックスシールドSi(トゥルーホワイト)を使用
水切り下塗り/破風板上塗り1回目
外壁塗装
付帯部を中塗りで止めておいて、外壁の塗装を行います。
付帯部やサッシに外壁の塗料が、付かないように養生が必要です。
養生が完了したら、外壁を下塗りしていきます。
今回は下地調整材【ASTEC】エポパワーシーラー(透明)を下塗りとして使用しました。
外壁下塗りの様子/外壁下塗り完了
下塗り材は透明ですが、塗った後は壁に艶がでます。
次に塗る上塗り材のためにも、しっかりとした塗装が必要です。
上塗り材は【ASTEC】超低汚染リファイン1000Si-IR(トゥルーホワイト)を使用しています。
上塗り1回目の様子/上塗り2回目完了
ローラーを使って、均一に塗装していきます。
塗料が乾燥してしまう前に、塗装する必要があります。
早く、丁寧に塗装することがポイントです。
付帯部塗装(上塗り2回目)
外壁の塗装が完了したら、養生を撤去します。
先ほど上塗りを1回で止めておいた、付帯部を塗装し仕上げます。
外壁を塗装するには、付帯部への養生が必要です。
するとテープのあとや、滲んだ外壁の塗料がついてしまいます。
これでは、付帯部を掃除してもう一度塗装する必要があります。
ですから、先に外壁を塗装し、後から付帯部を仕上げています。
横樋上塗り2回目の様子/臭気筒上塗り2回目の様子
清掃、手直し
塗装が全て完了したら、清掃と手直しです。
不必要に付着してしまった塗料を除去し、まっすぐ線を出します。
細かいところは、ハケを使って作業します。
色が変わる境界線、サッシとの境界線が、まっすぐだととてもきれいです。
完成写真
お客様からの声
塗替えをお考えの方は、ぜひ塗装職人専門店の『たつみ塗装工業』をお尋ねください!