2022年12月29日
皆さんこんにちは。
代表の本森です。
今回ご紹介するのは、こちらの家の塗り替え工事です。
塗り替え前/塗り替え後
施工の様子をご紹介します。
家の紹介
築30年で、今回が2回目の塗り替えでした。
サイディングボードの外壁に、上屋根が焼き瓦、下屋根がカラーベスト瓦のつくりです。
上屋根は焼き瓦のため塗装はせず、下屋根は塗装の対象です。
施工の流れ
施工の全体的な流れをご紹介します。
使用した材料を、工程と一緒に表記しています。
材料選びの参考にしてみてください。
下地処理
・コーキング打ち替え
・サイディング補修
・高圧洗浄
屋根塗装
・下塗り【ASTEC】サーモテックシーラー(グレー)
・中塗り【ASTEC】スーパーシャネツサーモF(トゥルーブラック)
・上塗り【ASTEC】スーパーシャネツサーモF(トゥルーブラック)
付帯部塗装
・ケレン
・下塗り【日本ペイント】ハイポンファインデクロ(白さび/赤さび)
・中塗り【ASTEC】マックスシールドSi(クールホワイト/トゥルーブラック)
養生
外壁塗装
・下塗り【ASTEC】エポパワーシーラー(透明)
・中塗り【ASTEC】超低汚染リファイン1000MF-IR(クールグレー)
・上塗り【ASTEC】超低汚染リファイン1000MF-IR(クールグレー)
養生撤去
付帯部塗装
・上塗り【ASTEC】マックスシールドSi(クールホワイト)
清掃、手直し
材料の紹介
今回使用した材料をご紹介します。
塗り替えの際の、参考にしてみてください。
屋根
・下塗り材【ASTEC】サーモテックシーラー(グレー)
・上塗り材【ASTEC】スーパーシャネツサーモF(トゥルーブラック)
外壁
・下塗り材【ASTEC】エポパワーシーラー(透明)
・上塗り材【ASTEC】超低汚染リファイン1000MF-IR(クールグレー)
付帯部
・下塗り材【日本ペイント】ハイポンファインデクロ(白サビ/赤さび)
・上塗り材【ASTEC】マックスシールドSi(クールホワイト/トゥルーブラック)
※ひさしに赤さび、トゥルーブラックを使用しました。
コーキング打ち替え
まずは、コーキングの打ち替えから始まります。
コーキングの主な役割は、防水です。
経年に伴って、必ず劣化が起こり、コーキング材にひび割れが発生します。
そこから水が入り、雨漏りや腐食の原因となるので、定期的な交換が必要です。
まずは、コーキング材の撤去です。
ひとつずつカッターナイフで、壁を傷つけないように作業してきます。
明らかに痛んでいるところだけでなく、全てのコーキングを交換するのがたつみ塗装のこだわりです。
コーキング撤去完了
プライマーが塗り終わると、コーキング材を充填してきます。
空気が入らないように、しっかりと充填することが必要です。
紫のテープは不必要なコーキング材が、壁に付かないように養生をしています。
コーキング打ち替え後に除去することで、コーキングのラインをまっすぐ出す目的もあります。
コーキング材充填の様子/コーキング完了
最後に専用のヘラで空気を抜き、綺麗に整えます。
テープを取ったら、コーキングの打ち替えが完了です。
サイディング補修
今回は、サイディングの劣化の強い部分がありました。
このまま塗装すると、長期的に外壁の機能と美観が保持できません。
左官補修を行い、塗装を行いました。
補修前/補修後
高圧洗浄
コーキングの打ち替えが完了したら、高圧洗浄を行います。
屋根、壁をはじめ、家を一軒丸々の洗浄です。
下の写真の黒い部分は、元々の屋根の塗膜の色で黄色いのは苔等の汚れです。
洗浄後は、塗膜も汚れも綺麗に落ちています。
屋根洗浄の様子/屋根洗浄後
壁や土間も同様に、洗浄します。
水浸しになるので、カッパは必須です。
外壁洗浄の様子/外壁洗浄完了
汚れや古い塗膜の上から塗装すると、数年で剥がれてしまいます。
長期的に家を保護し、美観を保つためには下地処理は重要です。
たつみ塗装では、下地処理に力を入れています。
徹底した下地処理で、塗料の効果を最大限に引き出します。
屋根塗装
下地を整え、ようやく塗装の準備ができました。
上から仕上げていくので、まずは屋根塗装からです。
今回は下塗り材として【ASTEC】サーモテックシーラー(グレー)を使用しました。
遮熱効果を高めるため、遮熱専用の下塗り材を2回塗っていきます。
下塗り1回目の様子/下塗り2回目完了
下塗りの後は、上塗り材を2回塗ります。
上塗り材の1回目を中塗り、2回目を上塗りと呼びます。
上塗り材は【ASTEC】スーパーシャネツサーモF(トゥルーブラック)です。
中塗りの様子/上塗り完了
下塗り材を2回、上塗り材を2回の計4回塗装を行いました。
付帯部塗装
付帯部は、雨樋やひさし、水切りなどの屋根、外壁以外の部分です。
外壁を塗装する前に、細かい部分の塗装をしておきます。
ここでもはじめにするのが、下地処理です。
ケレンと呼ばれる作業で、サンドペーパー等で汚れを落とし小さな傷をつけます。
あえて小さな傷をつけることで、塗料の密着性が高まり、保護と美観の効果を高めます。
ケレンの様子 ひさし/水切り
屋根についている水切りは、屋根を塗る前に、ケレン、下塗りを済ませます。
屋根の中塗り、上塗りの際に一緒に塗装し仕上げます。
他の付帯部は、屋根塗装の後に作業をしています。
水切り、ひさし等の鉄部には、錆止めプライマーを下塗りとして塗装します。
その後、上塗り材を2回塗装します。
下塗り材【日本ペイント】ハイポンファインデクロ(白さび/赤さび)を使用
上塗り材【ASTEC】マックスシールドSi(クールホワイト/トゥルーブラック)を使用
ひさし下塗り/雨樋上塗り1回目
外壁塗装
付帯部を中塗りで止めておいて、外壁の塗装を行います。
付帯部やサッシに外壁の塗料が、付かないように養生が必要です。
養生が完了したら、外壁を下塗りしていきます。
今回は下地調整材【ASTEC】エポパワーシーラー(透明)を下塗りとして使用しました。
外壁下塗りの様子/外壁下塗り完了
下塗り材は透明ですが、塗った後は壁に艶がでます。
次に塗る上塗り材のためにも、しっかりとした塗装が必要です。
上塗り材は【ASTEC】超低汚染リファイン1000MF-IR(クールグレー)を使用しています。
上塗り1回目の様子/上塗り2回目完了
ローラーを使って、均一に塗装していきます。
塗料が乾燥してしまう前に、塗装する必要があります。
早く、丁寧に塗装することがポイントです。
付帯部塗装(上塗り2回目)
外壁の塗装が完了したら、養生を撤去します。
先ほど上塗りを1回で止めておいた、付帯部を塗装し仕上げます。
外壁を塗装するには、付帯部への養生が必要です。
するとテープのあとや、滲んだ外壁の塗料がついてしまいます。
これでは、付帯部を掃除してもう一度塗装する必要があります。
ですから、先に外壁を塗装し、後から付帯部を仕上げています。
雨樋上塗り2回目の様子/ひさし上塗り2回目の様子
清掃、手直し
塗装が全て完了したら、清掃と手直しです。
不必要に付着してしまった塗料を除去し、まっすぐ線を出します。
細かいところは、ハケを使って作業します。
色が変わる境界線、サッシとの境界線が、まっすぐだととてもきれいです。
コウモリ対策
お客様は外壁以外にも、コウモリにも悩まされていました。
壁と瓦の間に隙間が空いており、そこが原因と考えられました。
そこで、専用のメッシュシートを入れて隙間を埋めました。
最後に社長が確認し、全ての工程が完了です。
完成写真
お客様からの声
塗替えをお考えの方は、ぜひ塗装職人専門店の『たつみ塗装工業』をお尋ねください!