【ASTEC】ブルーグラス×ガルグレー 外壁補修、塗装。軒樋交換。
2023年05月30日
皆さんこんにちは。
代表の本森です。
今回ご紹介するのは、こちらのお宅の塗り替え工事です。
塗り替え前/塗り替え後
施工の様子をご紹介します。
家の紹介
前回塗装より17年経過した、モルタル外壁。
ひび割れがいくつか見られ、軒樋は傾いていて、補修と取り換えが必要でした。
お客様と念入りに打ち合わせを行い、外壁色を決定しました。
ブルーとグレーの色合いが、とてもきれいです。
施工の流れ
施工の全体的な流れをご紹介します。
使用した材料を、工程と一緒に表記しています。
材料選びの参考にしてみてください。
下地処理
・左官補修
・コーキング
・高圧洗浄
付帯部塗装
・ケレン
・下塗り
ひさし、水切り【日本ペイント】ハイポンファインデクロ(赤サビ)
・中塗り
ひさし、水切り【ASTEC】マックスシールド1500Si -JY(C/Bスレートグレー 艶あり)
雨樋(縦)【ASTEC】マックスシールド1500Si -JY(ガルグレー 三分艶)
養生
外壁塗装
・下塗り
外壁 【ASTEC】エポパワーシーラー(透明)
破風、軒裏【日本ペイント】1液ファインウレタンU100木部用下塗(チョコ淡)
・中塗り 上塗り
外壁 【ASTEC】超低汚染リファイン1000MF-IR(ブルーグラス 艶あり)
破風、軒裏【ASTEC】マックスシールド1500Si -JY(ガルグレー 三分艶)
養生撤去
付帯部塗装
・上塗り
ひさし、水切り【ASTEC】マックスシールド1500Si -JY(C/Bスレートグレー 艶あり)
雨樋(縦)【ASTEC】マックスシールド1500Si -JY(ガルグレー 三分艶)
軒角樋掛け替え
軒半丸105雨樋から角軒樋に掛け替え
・角軒樋:パールグレー
※新品のため塗装なし。
清掃、手直し
材料の紹介
今回使用した材料をご紹介します。
外壁
・下塗り材【ASTEC】エポパワーシーラー(透明)
・上塗り材【ASTEC】超低汚染リファイン1000MF-IR(ブルーグラス 艶あり)
付帯部
・下塗り材
ひさし、水切り【日本ペイント】ハイポンファインデクロ(赤サビ)
破風、軒 【日本ペイント】1液ファインウレタンU100木部用下塗(チョコ淡)
・上塗り材
ひさし、水切り【ASTEC】マックスシールド1500Si -JY(C/Bスレートグレー 艶あり)
雨樋、破風、軒【ASTEC】マックスシールド1500Si -JY(ガルグレー 三分艶)
下地処理
良い塗装には、良い下地が大切です。
下地の良し悪しは、仕上がりを左右します。
仕上がりが綺麗なだけではなく、それを長期的に維持することにも影響します。
少しでも、外壁の機能を維持できるように、たつみ塗装は下地処理に力を入れています。
左官補修
モルタル外壁のお宅では、必ず『割れ』が生じています。
性質上、やむを得ないことですが、放っておくわけにはいきません。
上の写真のように、壁が膨らんでいることもよくあります。
このような場合は、剥がして新しく、下地を作ります。
外壁が割れている箇所も、しっかりと補修を行います。
まずは、割れに沿って溝を作ります。(Uカットと呼ばれる作業です。)
そこに、コーキング材を充填し、補修材で溝を埋め補修完了です。
Uカット後/コーキング充填後
手間はかかりますが、家を長持ちさせるためにも重要な工程です。
左官職人が細かいところまで、丁寧に補修を行います。
コーキング
コーキングの主な役割は、防水です。
壁の隙間を埋めることで、そこから水が侵入することを防ぎます。
特に、目地やサッシ周りは要注意ポイント。
コーキングを打ち、家に水が侵入することを予防します。
コーキングの様子
こちらも手間のかかる作業ですが、一生懸命、丁寧に打っていきます。
コーキング完了
高圧洗浄
下地処理の最後に、高圧洗浄機で家を丸ごと洗浄します。
長い年月で、外壁についた汚れを落としていきます。
簡単には落ちないので、高圧で水を当てます。
外壁洗浄の様子
高圧洗浄は汚れを落とすだけではなく、雨漏りの確認も兼ねています。
これで、漏れがなければ、梅雨、台風の大雨でも雨漏りが起こることはありません。
付帯部塗装
付帯部は、雨樋やひさし、水切りなどの屋根、外壁以外の部分です。
外壁を塗装する前に、細かい部分の塗装をしておきます。
ここでもはじめにするのが、下地処理です。
ケレンと呼ばれる作業で、サンドペーパー等で汚れを落とし小さな傷をつけます。
あえて小さな傷をつけることで、塗料の密着性が高まり、保護と美観の効果を高めます。
ケレンの様子 破風板/水切り
水切り、ひさし等の鉄部には【日本ペイント】ハイポンファインデクロ(赤さび)を使用
破風板、軒等の木部には【日本ペイント】1液ファインウレタンU100木部用下塗(チョコ淡)を使用
ひさし/破風板下塗り
下塗り後にもう一度ケレンを行い、中塗りを行います。
中塗りでは、下記の材料を使用しました。
・ひさし、水切り
【ASTEC】マックスシールド1500Si -JY(C/Bスレートグレー 艶あり)
・雨樋、破風、軒
【ASTEC】マックスシールド1500Si -JY(ガルグレー 三分艶)
木部 中塗りの様子/中塗り完了
中塗り完了 水切り/ひさし
付帯部の上塗りは、外壁完了後に行います。
ここでは一旦中塗りで終了し、外壁塗装のための養生を行います。
外壁塗装
付帯部やサッシに外壁の塗料が、付かないように養生が必要です。
養生が完了したら、外壁を下塗りしていきます。
今回は下地調整材【ASTEC】エポパワーシーラー(透明)を下塗りとして使用しました。
外壁下塗りの様子/外壁下塗り完了
下塗り材は透明ですが、塗った後は壁に艶がでます。
次に塗る上塗り材のためにも、しっかりとした塗装が必要です。
下塗りの後は、模様をつけていきます。
左官補修を行った箇所は、模様が全くない状態です。
このまま塗装すると、補修個所がつるつるしていて、目立ちます。
なので、補修した箇所は、模様をつける必要があるのです。
模様の吹き付けを行い、以前の模様を再現します。(吹き戻しと言います。)
吹き戻し前/吹き戻し後
模様が完成したら、上塗り材を塗装していきます。
中塗りと上塗りで、同じ材料を2度塗装で完了です。
下塗りと合わせて、計3回塗りで仕上げました。
上塗り材は【ASTEC】超低汚染リファイン1000MF-IR(ブルーグラス)を使用しています。
上塗り1回目の様子/上塗り2回目の様子
ローラーを使って、均一に塗装していきます。
塗料が乾燥してしまう前に、塗装する必要があります。
早く、丁寧に塗装することがポイントです。
上塗り完了
付帯部塗装(上塗り)
外壁の塗装が完了したら、養生を撤去します。
養生の撤去が済んだら、次は、付帯部の上塗りです。
上塗りの様子 雨樋/ひさし
壁の塗装は完了しているので、塗料をつけないように慎重に塗装します。
壁と付帯部の境界が、真っ直ぐだと綺麗な仕上がりに見えます。
上塗り完了 雨樋/水切り
雨樋交換
こちらのお宅は、雨樋の交換が必要でした。
下の写真では、軒樋が、外に傾いてしまっているのがわかると思います。
これでは、梅雨や台風の大雨では、軒樋が雨を受けきれません。
傾いた軒樋
軒樋が受けきれなかった雨水は、直接地面に落ちてしまいます。
そうすると、地面に溝を作ったり、建物の基礎や外壁を濡らしてしまいます。
雨漏りや腐食といった、建物の不具合にもつながるため、放っておくわけにはいきません。
お客様と相談の結果、軒樋は交換することになりました。
新しい軒樋
たつみ塗装は、家の不具合は放っておきません。
お客様と相談の上で、可能な限り対応させていただきます。
清掃、手直し
塗装が全て完了したら、清掃と手直しです。
サッシや瓦についてしまった塗料は、丁寧に除去します。
手直しが必要な箇所は、慎重に行います。
何度も確認し、完了となります。
完成写真
お客様からの声