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専門家コラム

スレート屋根?カバー工法?メリットとデメリットを併せて紹介します!

2023年05月15日

屋根のリフォーム方法には、多くの種類があります。
リフォーム方法を決めるポイントは、既存の屋根材の劣化状態によって判断することです。
また、使用する屋根材でもリフォーム方法を選択できます。

今回は、スレート屋根のカバー工法のメリットとデメリットについて紹介します。

□スレート屋根のカバー工法とは?

日本の住宅で広く普及しているのがスレート屋根です。
カバー工法とは、既存の屋根の上から新しい屋根材を重ねて取り付ける工法で、耐久性と耐水性を高める効果があります。
そして、カバー工法には2種類の方法があります。
「直接下葺き材張りカバー工法」と「野地板増し張りカバー工法」です。

直接下葺き材張りカバー工法は、既存の屋根材の上から直接ルーフィングを張り、新しい屋根材を葺きます。
この工法は、既存の野地板の状態が良い場合のみ施工が可能です。
野地板増し張りカバー工法は、既存の野地板に傷みがある場合に行う工法です。

既存の野地板に傷みがあると、釘やビスをきちんと打てません。
そのため新しい屋根材をしっかりと設置することが難しいです。

野地板増し張りカバー工法は、まず既存の屋根材の上に新しい野地板を張ります。
そのあとは直接下葺き材カバー工法と同じ手順です。

□カバー工法のメリットとデメリット

カバー工法のメリットの1つとして、リフォーム費用を抑えることができることがあげられます。
カバー工法は既存の屋根に新しい屋根材を重ねるため、剥がす費用が不要です。
剥がす費用がかからない分、工事費用を抑えられます。

また屋根材を重ねていることで、リフォームの最中もリフォームの後も雨漏りの可能性が低くなります。
雨漏りが発生すると、建物の劣化が進んでしまいます。
建物を長持ちさせるためにも、雨漏りのリスクが少ない施工をおすすめします。

それだけでなく、洗浄や下処理などの前工程を省くことができるため、工期を短くできます。
カバー工法は、工期を短くし費用を抑えられることが特徴です。

一方、カバー工法のデメリットは、負の遺産を将来へ先送りしてしまうということです。
カバー工法は、既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ねています。
つまり、本来リフォームの際に出る廃棄物をそのまま残してしまっているということになります。

それだけでなく、アスベストを含んでいる屋根材ですと、アスベスト廃棄量が通常の2倍となってしまう可能性があります。
カバー工法をしている時には、安価でリフォームを行えていたとしても、解体や廃棄するときには莫大な費用がかかってしまうというケースがあります。

□まとめ

カバー工法には、リフォーム費用を抑えることができるほか、工期を短くできるという特徴があります。

しかし、将来のことを考えると、リフォームの時に本来かかる費用を先延ばしにしていることになります。
もし、解体をすることがあるときは、今まで先延ばしにしてきた費用が一度にかかってしまう可能性があります。
そのことを頭の片隅に置き、屋根のリフォーム方法を考えていくことをおすすめします。

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