瓦でも屋根塗装が必要？東広島市で屋根塗装を検討中の方へ分かりやすく解説します

2021年03月24日

瓦は塗装をする必要がないと思っている方はいませんか。
実はそれは間違いで、セメント系瓦は塗装をする必要があるのです。
確かに瓦と言えばグレーの物を想像するでしょうし、塗装されているイメージはないですよね。
今回は瓦にも塗装が必要である理由と、そのメリットを東広島市の塗装会社が紹介します。

□粘土瓦以外の瓦は塗装が必要

実は、瓦にも塗装が必要な瓦と塗装の必要がない瓦があります。
瓦には粘土瓦と言われる粘土を焼いて成形した物と、コンクリート、セメントでできた物がありますが、塗装が必要なのはコンクリート瓦やセメント瓦です。
しかし、これらは形、重さも似ているので専門的な知識がない方だと判断するのは難しいです。
もし、自分の家の瓦がどの瓦なのか不明な場合は、塗装のプロに依頼することをおすすめします。

また、粘土瓦は塗装する必要がないだけで、塗装自体は可能です。
粘土瓦用の塗料が開発されているので、自分の好きな色に変更できます。
しかし、塗膜が剥がれてくると見栄えが悪くなってくるので、粘土瓦に塗装をする場合は定期的に塗り替えることをおすすめします。

さらに、コンクリート瓦やセメント瓦が利用されている場合も、屋根全体をリフォームした方が良い場合があります。
それは、瓦の状態がひどく、割れが激しい場合です。
なぜかというとコンクリートやセメントで作られた瓦は生産中止になっており、入手が困難なため、瓦を新しいものと交換するといった補修が難しいからです。
しかし、素材としての耐久性は高いので、破損が少ない屋根は定期的に塗装をすることで長く利用できるでしょう。

□瓦を塗装することのメリット

では、瓦を塗装することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
それは「割れた部分の補修」「色合いの回復」「理想の色に変更できる」の3点が挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

1つ目は割れた部分の補修ですが、瓦の弱点として動きやすい点と衝撃に弱く破損しやすい点があります。
瓦は屋根なので住人が気を付けて回避できるものではなく、年数が経過することで割れてしまいます。
しかし、大きな割れでなくひび割れくらいなら塗料を塗った後の塗膜で割れた部分が塞がり、特別に補修をせずに改善できます。

2つ目は瓦の色合いを取り戻せることです。
瓦は経年劣化でだんだん色あせていきますので、外見の見栄えが非常に悪く変化します。
経年劣化した瓦を塗装することで、本来の瓦が持つ高級感を再び復活させられるでしょう。

3つ目は瓦を理想の色へ変更できることです。
瓦の色と言えばグレーを想像すると思いますが、塗料の色を変更することで自分好みの色に変更できます。
色に多様性を持たせられるので、和風の家だけでなく洋風の家に瓦を採用してみることも可能でしょう。

このように、瓦を塗装するメリットは補修効果のような実用的なメリットから、家のイメージチェンジのような家の雰囲気を変更できるメリットがあります。

□瓦の塗装をDIYでするのは避けたほうが良い理由

ここまでの話を聞いて「じゃあ、瓦の塗装をDIYで行おう」と考えた方もいるでしょうが、はっきり言ってそれはおすすめできません。
理由は3つあります。

1つ目は瓦はずれやすく、雨漏りを誘発する可能性があるからです。
瓦の弱点として動きやすいことを紹介しましたが、屋根に乗って作業することで正常な位置にあった瓦を足などで動かしてしまい、屋根としての効果が減少してしまう場合があります。
屋根の効果が減少すると、最悪の場合は雨への耐性も低下して瓦の隙間から雨が入り込んで雨漏りを起こすケースも見受けられます。

2つ目は瓦が破損しやすいことです。
瓦の弱点の2つ目として割れやすいことを紹介しました。
普段衝撃が加わる機会が少ないのにもかかわらずひび割れるので、新たなヒビが入ったり、その上を歩くと入っていたヒビが悪化して割れたりする場合があるでしょう。

3つ目は瓦の下地を貫通して、落下する可能性があることです。
瓦は移動しやすいので、作業中に何かの拍子に瓦がずれて、ずれた部分に足を置くと、瓦を支えている下地の部分が体の重さに耐えきれずに貫通して落下するケースもあります。
こうなると、屋根の塗装どころではなくけがや屋根自体を補修する羽目になるでしょう。

これらの他にもコンクリート瓦用の塗料をセメント製の瓦に使用すると、寿命が短くなって逆効果になるので、塗料に関する知識がない方にはおすすめしません。

このように、瓦の上で技術を持たない方が作業しようとすると、もとよりひどくなる場合や落下などでけがをする場合があります。
そのため、塗装のプロである塗装会社に任せるのが一番でしょう。