外壁塗装をご検討中の方へ！サイディングとは何かを広島の業者が解説します！

2020年11月08日

外壁塗装をお考えの方は、サイディングという言葉を聞いたことはありますか。
「耳にしたことはあるけれど、何のことかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
実はサイディングは、外壁塗装の方法の1つで、現在主流の塗装方法です。
今回は、外壁塗装を検討中の方に向けて、サイディングについてご紹介します。

□外壁塗装に使われる主な方法とは

外壁塗装に主に使われる方法として、「サイディング」と「塗装」の2つがあります。
はじめに、それぞれの特徴、メリットとデメリットについてご紹介します。

まず、サイディングについてご説明します。
これは、サイディングボードという板を壁に直接貼り付ける方法です。
現在の新築の建物には、ほとんどこの方法が使われています。

メリットとしては、工事にかかる期間が短いことが挙げられるでしょう。
壁にボードを貼り付けるという比較的単純な方法で行われるからです。
また、ボードのデザインは決められており、作業は熟練した技術者でなくても行えるため、仕上がりや品質にばらつきがありません。
ボードの種類には、タイル調、木目調、石貼り調などがあり、多くの種類の中から好みに合わせて選べることもメリットの1つでしょう。

デメリットとしては、メンテナンスの費用がかかることが挙げられるでしょう。
サイディング壁には、ボードをはじめ、ボードの間を埋めるコーキング材、塗料など、使用されている材料が多いです。
その分、定期的なメンテナンスの際に、これらの材料の劣化に対応するのに費用がかさんでしまうということが考えられます。

また、ボードのデザインは決められているため、後にボードを取り替えたくなった場合にそのボードが製造中止になっている可能性もあるでしょう。
この場合、外壁の全てのボードを取り替える必要があるため、大変不便です。

塗装については、壁の基材に砂とセメントを混ぜたモルタルという材を塗装する手法が一般的です。
しかし、現在はこの方法で塗装することは少なくなっており、昔の建造物によく見られる方法です。

メリットには、個性的な外観を演出できることが挙げられるでしょう。
壁全体が一枚板のようになっているため、絵を描くように好きなようにデザインできます。
高級感を出したいときにもぴったりでしょう。

また、劣化が進んで壁にヒビが入ってしまった場合でも、上から塗り直すことが可能です。
そのため、こまめなメンテナンスで長持ちするでしょう。
さらに、防火性や防音性が高いという機能面でのメリットもあります。

デメリットとしては、初期費用が高いことが挙げられるでしょう。
なぜなら、設置する際の工程が複雑だからです。
また、職人によって仕上がりにばらつきが出てしまうこともあります。
さらに、防火性や防音性が高い一方で防水性には優れていないため、カビの繁殖や汚れが目立つこともあります。

□サイディングとモルタルの違いとは

これら2つの手法には、どのような違いがあるのでしょうか。
3つの側面から比較してみましょう。

まず、構造面です。
構造は、サイディングの方が複雑と言えるでしょう。
モルタル外壁は金属網を建物に覆い、モルタル材に塗料を塗って完成させます。

一方でサイディングは、下地を仕上げてボードをカットし、ボードとボードの間を埋める必要があります。
さらに、下地とボードの間に保温効果のあるシートを取り付けたり、ボードの上から汚れを防ぐ効果のある塗料を塗ったりすることもあります。

次に、通気性はサイディングの方が優れています。
特に窯業系サイディングは通気性が良く、結露もつきにくいため、人気のある外壁材です。

最後に、価格面です。
価格に関しては、モルタルの方が安価であることが多いでしょう。
上記で述べたように、構造がシンプルだからという理由があります。

サイディングは、選ぶボードの種類によって価格が大きく変動します。
先ほどご紹介した窯業系サイディングボードは、比較的安いものが多いという特徴があります。

□サイディングの塗装の際の注意点とは

サイディングボードは丈夫な外壁材ですが、定期的な塗装が必要であることに注意しましょう。
前の塗装から年月が経っている場合や、劣化していると感じた際は、できるだけ早く塗り直しを検討することをおすすめします。

また、塗装する際は塗料選びが大切です。
業者に任せっきりにならず、それぞれの塗料の特徴を理解しておき、ご自身の希望を相談するようにしましょう。
さらに、業者選びも非常に大切な要素でしょう。
悪徳業者に騙されてしまうと、工事を正しく行ってもらえなかったり、費用が高くついてしまったりする可能性があるため、信頼できる業者を見つけましょう。