外壁塗装に使用する断熱塗料についてご存知ですか？広島の業者が解説します！

2020年08月24日

広島県民の皆さん、外壁に使用する塗料についてご存知ですか。
新築時や外壁の塗り替え時などにリサーチされた方もいるでしょう。
それでは外壁塗装に使用する塗料の中で断熱塗料はお聞きしたことはありますか。
断熱塗料を使用することでより快適な住環境を作れます。
今回は外壁塗装に使用する断熱塗料についてご紹介します。

□断熱塗料と遮熱塗料について

断熱塗料とは、その塗料を使用することで断熱効果を得られる塗料のことです。
特徴的な断熱塗料の性能は、熱伝導を抑えられることで、年間を通して快適な住空間の実現をサポートしてくれます。

一般的な断熱塗料の耐用年数は15から20年とされており、これは塗料の中では長めと言えるでしょう。

具体的な断熱塗料の種類としては、以下の3つのものが挙げられます。

＊ガイナについて

断熱塗料の中で、最も普及率が高いのがガイアです。
この塗料は宇宙で使用される技術を基にして日進産業が開発しました。
この塗料の一番の特徴は断熱と遮熱の両方の効果を期待できることでしょう。

さらに匂いを抑えられる、音消しの効果があることもメリットですが、高性能が故に値段が高くなります。
一般的なシリコン塗料と比べると約1.5倍の予算が必要になるので、ご自身の予算に合わせて検討してみてくださいね。

＊キルコについて

キルコはガイナと同様に断熱、遮熱効果を兼ね備えながら、値段は同等かそれ以下になります。
ガイナとの違いは、上にトップコートを重ね塗りしてツヤを出せることでしょう。

しかし、色の選択肢が少ない、乾くのに比較的時間を要するといったデメリットがあります。

＊ロハスコートについて

ロハスコートの特徴は伸縮性、耐候性が高いことです。
伸縮性が高い塗料は、表面のひび割れに強いので、比較的長期間に渡って美しい外観を保てることが魅力でしょう。
一方でキルコ同様に、乾燥させるのに時間がかかること、また価格面ではガイナよりもやや効果であることがデメリットとなります。

＊遮熱塗料について

これらの断熱塗料と似ているもので遮熱塗料という塗料もあります。
断熱塗料との違いは、断熱塗料は熱伝導を抑えるのに対して、遮熱塗料の特徴は熱を反射する能力があることでしょう。
遮熱塗料の性能を一番実感できるのは夏で、強い太陽光からの熱も反射してくれるので、真夏の期間も室内を涼しく保ってくれます。

一方で断熱塗料とは違い、熱を反射するので冬場は建物内の気温が低くなりがちであることがデメリットとなるでしょう。
また、遮熱塗料の耐用年数は10から15年程度とされており、断熱塗料よりも短くなっています。
しかし、耐用年数が短い分だけ施工時にかかる費用も少なくなります。

これらの断熱塗料と遮熱塗料の違いを把握して、ご自身に最適な塗料を選んでくださいね。

□断熱塗料のメリットと効果が期待できる家の特徴について

上記でもご紹介した通り、断熱塗料の特徴は熱伝導を抑えられることです。
この性能のおかげで室内の気温が外気の影響を受けにくくなるので、暑い夏は涼しく、寒い冬は暖かく、一年を通して住環境を快適に保てるでしょう。
日本の中でも多くの地域で四季がはっきりと分かれていて、年間を通しての気温の変化が激しいので、断熱塗料の恩恵を受けやすいと言えます。

さらにこの性能のおかげで冷暖房器具の使用をある程度減らせるので、光熱費の節約にも繋がります。
家計の節約もできるだけでなく、環境にも優しい生活をできるのは魅力ですよね。

それではこれらのメリットを、より実感できるのはどのような特徴を持った家でしょうか。

まずは屋根が金属製である家です。
金属は熱を溜め込みやすいので、暑い夏場などは家の中の気温を高める原因となります。
このことから、金属以外の素材を使用した屋根よりも断熱塗料を使用したときの効果を期待できるでしょう。
暑い夏でも家の中に熱が篭りにくくなれば、より快適に過ごせますよね。

また断熱性能が低い家も、断熱塗料を使用したときに、より効果を体感できるでしょう。
特に屋根や外壁などに黒っぽい塗料が使われている場合は、熱を吸収しやすくなるので、断熱塗料に塗り替えることで、より住環境を快適にできるでしょう。