東広島市にお住まいの方へ！屋根塗装でよく耳にする無機塗料についてご紹介します

2020年04月28日

「屋根塗装の話でよく耳にする無機塗料について知りたい。」
屋根塗装に関連した話題の中では、無機塗料について疑問を感じたかもしれません。
どのようなものなのかの特徴をしっかりと理解して、使うかの判断をしたいですよね。
今回は、屋根塗装でよく耳にする無機塗料について東広島市の業者がご紹介します。

□無機塗料とは何かについて

そもそも無機塗料が得体の知れないものかもしれません。
そこでまずは、どのようなものなのかを既存の塗料と比較しながらご紹介しましょう。
よく見かけるものは有機塗料であり、石油をはじめとする炭素が含まれているものが主成分です。
たとえば、アクリル・ウレタン・シリコンなどがこれに該当します。

また、丈夫さで評判の高いフッ素塗料もこれの一種です。
基本性能は、樹脂によって大きく左右される点を押さえておくと良いでしょう。
一方で無機塗料は、ケイ素・セラミックをはじめとする無機物を配合して作られた塗料です。
無機物には、紫外線で劣化しない特徴があり、長持ちが期待できます。

それであれば、無機物100％のものを作れば良いと感じられるかもしれません。
しかしながら、無機物単体だけでは、硬すぎるため利用できないのです。
そこで、有機物も混ぜながらなるべく丈夫な塗料を作っています。
塗料には耐用年数が存在し、これは塗り替えまでにどのくらいの目安かを表したものです。

有機物のみが含まれているものは、基本的に10年ほどで塗り替える必要があるでしょう。
一方で、無機塗料は紫外線に強いこともあり、15～20年持つと言われています。

□無機塗料の特徴について

無機塗料のメリットとしてまず挙げられるのが、耐候性の高さです。
要するに、耐用年数が長いことを意味し、15～20年くらいと見込まれています。
これは耐久性の高いことで評判なフッ素塗料を超える長さです。
先程も記載した通り、紫外線による劣化の心配がありません。

長期的に表面を保護するため、長持ちさせられます。
もちろん有機物も含まれているので永久的には難しいですが、随分と長いでしょう。
また、無機塗料は汚れにくい性質も持っています。
親水性と呼ばれる水となじみやすい特徴を持つ点で、付着した汚れを落とせるからです。

外壁は日々様々なものを受けており、飛来物によってゴミが付着することもあります。
そのまま放置していると見た目も良くないですし、カビなどが伸びると厄介ですよね。
風によって植物の種が運ばれてくることもあるかもしれません。
そういったものは放置しておくと汚れの原因となってしまいます。

無機塗料は、こういったものの栄養分である有機物の割合が少ないです。
つまり、そもそも生えにくい環境であることを意味します。
それに加えて汚れの原因を除くことで、頻繁にメンテナンスをする手間も避けられるでしょう。
そして、無機物は燃えにくい性質がありますので、火にも強い塗膜が実現できると思います。

一方で、もちろん無機塗料もメリットばかりではありません。
デメリットとして一番に挙げられるのが、価格の高さです。
通常の塗料よりも性能が高い分、価格が上がってしまっています。
例えば、平方メートル当たりの単価がどうなのかをみてみましょう。

これに外壁の表面積をかけ合わせると、大まかな塗料代金がわかります。
有機系統の代表であるシリコンは2300～3000円・フッ素塗料が3500～5000円です。
一方で、無機塗料は5000～5500円かかります。
通常の塗料よりも倍ほどかかることもあり、全ての場所に塗る場合それだけで大幅に工事費用が上がるでしょう。

一度に負担するのが大変な場合には、なかなか手を出せないかもしれません。
そのため、どうしても汚れを付けたくない目立つ場所のみに塗るのも一つの方法です。
また、非常に硬い塗膜であるため、外壁材に合わせてひび割れを起こす危険性があります。
ひび割れが見受けられる場合、内側に水分が浸入しやすくなってしまうでしょう。

結果的に水が溜まって腐食を加速させるため、早めに対処する必要があります。
余計な費用をかけないためには、割れにくい外壁材を選ぶことがおすすめです。
そして、扱う人が誰であるかも注意しておきたいポイントに挙げられます。
無機塗料のように高い耐候性を実現するためには、正確に塗っていくことが求められるでしょう。

経験が豊富で高い技術力が求められるのです。
そのため、費用を削減する目的でご自身で塗ることは避けた方が良いでしょう。
また、業者に依頼する場合にも、似たような施工実績があるかを調べておくのが大切です。
気になる場合には、無機塗料の疑問点をきいてみましょう。

丁寧にわかりやすく答えられるところであれば、経験が豊富である可能性も高いです。
一方で、曖昧にしか答えない場合には、高いから使っているだけのおそれもあります。
実際に施工事例を見せてもらうことも含め、信頼できる業者を絞るのに利用するのはおすすめです。