2021年01月16日
東広島市にお住まいで、屋根塗装を行いたいと思っている方にぜひご紹介したいのが縁切りです。
屋根塗装を行う際は、縁切りを行うかどうかで仕上がりが大きく変わります。
せっかく屋根塗装を行うのであれば、仕上がりにはこだわりたいですよね。
そこで今回は、屋根塗装を行う上で押さえておきたい縁切りについてご紹介します。
□屋根塗装の縁切りとは
まずは、縁切りの意味についてご紹介します。
縁切りとは、塗料が乾燥した瞬間に生まれる塗膜の隙間を切ることです。
この縁切りを行うことで、屋根上に溜まる水の通り道を確保できます。
塗膜の隙間は、特にスレート瓦の屋根の塗装を行う際に発生しやすいため注意が必要でしょう。
屋根の塗装をローターで行うと、瓦の重ね目に塗料が入り込み、そのまま乾燥すると重ね目が塞がる状態で固まってしまいます。
そのため、縁切りを行って対策してください。
しかし、一般的に新築時は縁切りを行う必要がありません。
新築時は縁が塞がることが少ないため、2回目以降の屋根塗装を行う方は縁切りを行うことをおすすめします。
縁が塞がっているかどうかを調べるためにも、ぜひ一度当社までお問い合わせください。
□屋根塗装において縁切りを行うべき理由をご紹介
ここでは、縁切りがなぜ必要なのかについてご紹介します。
縁切りを行う理由はさまざまですが、最も大切な2つの理由についてまとめました。
1つ目は、雨漏りを防ぐためです。
皆さんの中で、以前暮らしていた住宅で、雨漏りを経験した方はいらっしゃいませんか。
実は雨漏りが発生する原因は、屋根の構造に問題がある場合が多いです。
一般的に屋根は、雨水を排出するように作られています。
しかし、大雨や強風のような災害が発生した際は、屋根の防水性が弱いと、雨水が屋根の下まで入り込んでしまう可能性があります。
そのため、そのような災害に備えてきちんと縁切りを行うことが必要でしょう。
屋根材の中には、雨水を排出するために屋根の表面に溝が作られているものが多いです。
そしてそのような屋根の塗装を行う際は、塗料が屋根の表面の溝を塞いでしまい、雨水が侵入してしまう恐れがあるでしょう。
このようにして雨漏りが発生するため、屋根塗装の際は縁切りを行うことを忘れないように気をつけてください。
2つ目は、住宅の内部結露を防ぐためです。
冬になると、住宅内で結露が発生することが多くなるでしょう。
そもそも、なぜ結露が発生するのかをご存じでしょうか。
結露は、主に物質の内部と外部の気温差が生じた際に発生すると定義づけられています。
つまり、結露を防ぐためには屋根の構造をきちんと理解することが必要です。
冬になると、住宅で暖房をつける方は多いですよね。
すると住宅内の温かい空気は上昇し、屋根裏まで達します。
一方で、外部は常に冷たい空気にさらされている状況です。
そのため、屋根の内部が温まり外部が冷める状態になり、結露が発生します。
このような理由により、住宅に結露が発生することを理解しておきましょう。
そして結露の対策として、縁切りを行うことが大切です。
縁切りを行うことで、屋根に隙間を作って空気をうまく逃がせます。
さらに結露は住宅の内部を劣化させる原因のため、きちんと対策を行うことが大切です。
□縁切りを行う必要がないケースについて
一般的に、屋根塗装を行う際は縁切りを行うと良いでしょう。
しかし、屋根の種類によっては縁切りを行う必要がないケースもあります。
ここでは、具体的に縁切りが必要ない屋根の種類についてご紹介しましょう。
1つ目は、勾配が急な屋根の場合です。
5寸勾配以上の急傾斜の屋根の場合は、縁切りが必要ないと言われています。
5寸勾配は屋根の傾斜を表す数値のことで、数字が大きいほど屋根の傾きも大きくなります。
傾きが大きい屋根はもともと水はけが良い造りになっているため、縁切りを行う必要がないでしょう。
お住まいの住宅の傾斜がわからない方は、一度当社までお問い合わせください。
2つ目は、経年劣化によって屋根の先端が反っている場合です。
スレート屋根は、およそ7~8年ほど住んでいると、経年劣化により屋根の先端が反り上がることがあります。
もし皆さんの住宅の屋根がこの状態になり、3~5ミリメートルほどの隙間が生まれているのであれば、縁切りは不要です。
これだけの隙間があれば、縁切りなしでも排水できることを押さえておきましょう。
実際に屋根の反りが発生しているかどうかを調べたい方は、ぜひ当社にご依頼ください。
屋根の反りは、特に日当たりの良い南面で発生しやすいです。
そのため、屋根の南面は縁切りが不要でも、その他の面は縁切りを行う方も多くいらっしゃいます。
□まとめ
今回は、屋根塗装をご検討中の方に縁切りについてご紹介しました。
これから屋根塗装の計画を立てたいとお考えの方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。
また、ご家族の方とじっくりと話し合ってみるのも良いと思います。
東広島市で屋根塗装を行いたい方は、ぜひ当社までご連絡いただけると幸いです。