2023年08月10日
皆さんこんにちは。
代表の本森です。
今回ご紹介するのは、こちらのお宅の塗り替え工事です。
塗り替え前/塗り替え後
施工の様子をご紹介します。
施工の流れ
施工の全体的な流れをご紹介します。
使用した材料を、工程と一緒に表記しています。
材料選びの参考にしてみてください。
下地処理
・ひび割れ補修
・コーキング打ち替え
・高圧洗浄
屋根塗装
・下塗り
・中塗り
・上塗り(上屋根のみ)
付帯部塗装
・ケレン
・下塗り
・中塗り
養生
外壁塗装
・下塗り
・吹き戻し
・中塗り
・上塗り
養生撤去
屋根塗装
・上塗り(下屋根)
付帯部塗装
・上塗り
清掃、手直し
材料の紹介
今回使用した材料をご紹介します。
塗り替えの際の、参考にしてみてください。
屋根
・下塗り材
【ASTEC】サーモテックシーラー(グレー)
【ASTEC】エポパワーメタルJY(グレー)
・上塗り材
【ASTEC】スーパーシャネツサーモF(カーボングレー)
外壁
・下塗り材
【ASTEC】エポパワーシーラー(白)
・上塗り材
【ASTEC】フッ素REVO1000-IR(マウンテンブルー)
【ASTEC】フッ素REVO1000-IR(クールホワイト)
付帯部
・下塗り材
【日本ペイント】ハイポンファインデクロ(白さび)
・上塗り材
【ASTEC】マックスシールド1500Si‐JY(クールホワイト)
下地処理
良い塗装には、良い下地が大切です。
下地の良し悪しは、仕上がりを左右します。
仕上がりが綺麗なだけではなく、それを長期的に維持することにも影響します。
少しでも、外壁の機能を維持できるように、たつみ塗装は下地処理に力を入れています。
ひび割れ補修
モルタル外壁のお宅では、必ず『割れ』が生じています。
性質上、やむを得ないことですが、放っておくわけにはいきません。
黄色は、ひび割れを確認したところです。
足場組後に、代表親方が確認します。
まずは、割れに沿って溝を作ります。(Uカットと呼ばれる作業です。)
そこに、コーキング材を充填し、補修材で溝を埋め補修完了です。
Uカット完了/プライマー塗り
コーキング/埋め戻し
手間はかかりますが、家を長持ちさせるためにも重要な工程です。
左官職人が細かいところまで、丁寧に補修を行います。
コーキング
ひび割れの補修が完了したら、コーキングを打っていきます。
サッシ、換気口と壁の隙間や目地が、主に施工する箇所です。
水が入り込むことで起こる、雨漏りや腐食を防ぎます。
プライマー塗布の様子 換気口/目地
コーキング完了
緑色のテープは不必要なコーキング材が、壁に付かないように養生をしています。
コーキングのラインをまっすぐ出す目的もあります。
高圧洗浄
コーキングの打ち替えが完了したら、高圧洗浄を行います。
屋根、壁をはじめ、家を一軒丸々の洗浄です。
屋根洗浄の様子/屋根洗浄後
壁や土間も同様に、洗浄します。
外壁洗浄の様子
高圧洗浄は汚れを落とすだけではなく、雨漏りの確認も兼ねています。
これで、漏れがなければ、梅雨、台風の大雨でも雨漏りが起こることはありません。
たつみ塗装では、下地処理に力を入れています。
徹底した下地処理で、塗料の効果を最大限に引き出します。
屋根塗装
下地を整え、ようやく塗装の準備ができました。
上から仕上げていくので、まずは屋根塗装からです。
屋根の水切りには、屋根用のさび止めプライマーを塗装しました。
【ASTEC】エポパワーメタルJY(グレー)
屋根水切りザビ止め塗装 塗装中/完了
今回は、水切りの下塗り後に、高圧洗浄を行いました。
洗浄後に、カラーベスト屋根の下塗りです。
【ASTEC】サーモテックシーラー(グレー)を使用しました。
遮熱効果を高めるため、遮熱専用の下塗り材を2回塗っていきます。
下塗り 1回目/2回目完了
下塗りの後は、上塗り材を2回塗ります。
上塗り材の1回目を中塗り、2回目を上塗りと呼びます。
上塗り材は【ASTEC】スーパーシャネツサーモF(カーボングレー)です。
中塗りの様子/上塗りの様子
下塗り材を2回、上塗り材を2回の計4回塗装を行いました。
屋根塗装完了
下屋根は、外壁を塗るために養生をします。
そのため中塗りで一旦完了とし、外壁塗装、養生撤去後に上塗りをします。
付帯部塗装
付帯部は、雨樋やひさし、水切りなどの屋根、外壁以外の部分です。
外壁を塗装する前に、細かい部分の塗装をしておきます。
ここでもはじめにするのが、下地処理です。
ケレンと呼ばれる作業で、サンドペーパー等で汚れを落とし小さな傷をつけます。
あえて小さな傷をつけることで、塗料の密着性が高まり、保護と美観の効果を高めます。
さび止めの様子 雨樋バンド/ひさし
水切り、ひさし等の鉄部には、錆止めプライマーを下塗りとして塗装します。
その後、上塗り材を2回塗装します。
下塗り材【日本ペイント】ハイポンファインデクロ(白さび)を使用
上塗り材【ASTEC】マックスシールド1500Si‐JY(クールホワイト)を使用
中塗り 雨樋/出窓
外壁塗装
付帯部を中塗りで止めておいて、外壁の塗装を行います。
付帯部やサッシに外壁の塗料が、付かないように養生が必要です。
まずは、補修個所に、模様を付けます。
模様を付ける前に、補修個所に下塗り材を塗装します。
【ASTEC】エポパワーシーラー【透明】を使用。
下塗り状況
上の写真のように、補修部とそれ以外では、模様が異なるのがわかります。
このままの状態で塗装すると、補修したところが目立ちます。
補修したところと、周りの模様を合わせることが、必要です。
この工程を「吹き戻し」と言い、専用の機械で行います。
機械が勝手に、模様を合わせてくれるわけではないので、職人の腕の見せ所です。
吹き戻し
吹き戻しの後は、外壁全体を下塗りしていきます。
【ASTEC】エポパワーシーラー(白)を下塗りとして使用しました。
外壁下塗りの様子/外壁下塗り完了
下塗り後は、上塗り材を2回塗装します。
1回目が中塗り、2回目が上塗りです。
上塗り材は【ASTEC】フッ素REVO1000-IRを使用しました。
中塗り マウンテンブルー/クールホワイト
ローラーを使って、均一に塗装していきます。
塗料が乾燥してしまう前に、塗装する必要があります。
早く、丁寧に塗装することがポイントです。
上塗り マウンテンブルー/クールホワイト
上塗り、養生撤去完了
付帯部塗装(上塗り2回目)
外壁の塗装が完了したら、養生を撤去します。
先ほど中塗りで止めておいた、付帯部を上塗り塗装し仕上げます。
外壁を塗装するには、付帯部への養生が必要です。
するとテープのあとや、にじんだ外壁の塗料がついてしまいます。
これでは、付帯部を掃除してもう一度塗装する必要があります。
ですから、先に外壁を塗装し、後から付帯部を仕上げています。
上塗り ひさし/雨樋
清掃、手直し
塗装が全て完了したら、清掃と手直しです。
不必要に付着してしまった塗料を除去し、まっすぐ線を出します。
細かいところは、ハケを使って作業します。
色が変わる境界線、サッシとの境界線が、まっすぐだととてもきれいです。
完成写真
お客様からの声
塗替えをお考えの方は、ぜひ塗装職人専門店の『たつみ塗装工業』をお尋ねください!