外壁塗装におけるチョーキングって何？東広島市のプロが解説します

2020年02月16日

「外壁塗装の劣化原因って何？」
「チョーキング現象とは？」
外壁塗装をお考えの方はいらっしゃると思います。
しかし、原因となる現象に関してよく知らない方は多いのではないでしょうか？
そこで、今回は「チョーキング現象」という現象について解説します。
よくある原因ですのでしっかり目を通しておいてください！

□「チョーキング現象」とは何？

これは外壁塗装の劣化現象の1つで、手に取った時に粉が着く現象の一つです。
初期に出やすい塗装現象で、今すぐに塗装が必要であるという訳ではありません。
白亜化と呼ばれるもので、白い外壁から割れが生じ、それが機密性や密封性を保てなくなってしまった状態のことを言います。
よく「高圧洗浄機」で汚れを洗い落とせるだろうと考える方がいらっしゃいますがそれは間違いです。
そのせいで、逆に家の下地を傷つけてしまう可能性があります。
その理由はなぜでしょうか？
補填には、高圧洗浄の後に、要請作業をして塗装をする流れがあります。
塗装作業では、下塗り・中塗り・上塗りの3回を行う必要があって相当な時間がかかります。
サイディング材やコーキング材も寿命を迎えている可能性が高いので、外壁塗装の際には一緒に変えるのが基本です。
ご自身で補修することはせずにプロの業者に改修工事をしましょう。
一時的には原因の解消になりますが、根本的な解決にはなりません。

＊確認方法

「塗装を頼むのはどの段階？」とお悩みの方がいらっしゃると思います。
白い粉が着くといっても、軽く付着する程度なら大丈夫ですが手が真っ白になる場合には素早く塗装のお願いをするのが良いでしょう。
同様に茶色の壁なら、手に茶色の粉がかなり付着した段階です。

□チョーキング現象が起きてしまう原因

チョーキング現象が起きてしまう原因は何でしょうか？
それについて詳しく解説します！
まず、外壁や屋根に塗る塗料には色を付ける「顔料」、外壁や顔料を保護して美観や性能を守る「樹脂」があります。
また、それらの機能をうまく働かせ、塗りやすくするのが「添加物」と言われるもので構成されています。
とにかく「樹脂」の性能が良ければ、耐久性に優れた良い樹脂となり塗装も万全な日数を長く確保できるでしょう。
現象が引き起る主な原因は「顔料」であり、これはサラサラの砂のようなもので水を混ぜて絵の具のように使います。
そこに樹脂と添加材を混ぜるのですが、毎日紫外線や雨風にあたる影響により合成樹脂は徐々に分解と劣化を始めます。
そのようにして、保護膜である樹脂や塗膜を安定させていた添加材がある程度分解を初めて顔料がむき出しになっていきます。
そして、元の粉に戻り、表面で粉となって出てくるのがチョーキング現象というわけです。
また、その他の要因もあります。
それは、「施工不良」です。
通常は10年前後が、外壁塗装のタイミングですが1～2年でもう一度施工を行う事例もあります。
これが、考えられる原因としては
・立地条件や使用条件が合わない塗料で起こった施工不良
・塗料をしっかり混ぜずに塗装した場合の不良
・雨天時にもかかわらず雨が降る中で塗料作業を行った
・下地処理の方法を誤った
・高圧洗浄後や塗装後に乾燥させる時間がなかった
などが考えられます。
普通は、起きにくいことですが、このような事例は起きます。
最も耐用年数が短いアクリル塗装でも3～8年は持ちますので、明らかに短いチョーキング現象は確実に業者の責任になります。
特に「白い粉が出ればすぐに業者に依頼しましょう」「今変えないと後で後悔しますよ」と煽ってくる業者に関しては、悪徳なものが多くそういうところに限ってあまり施工はしっかりと行わないというのが常です。
そのために業者選びは、その場で契約はせずに正しい知識と技術を持った職人や会社を選ぶようにしてください。

□リフォームの相場とは？

ここまでで「チョーキング」に関してはご理解いただけたと思います。
しかし、気になるのはその施工にかかる「費用」ではないでしょうか？
そこで、費用に関しての解説をします。
まず高圧洗浄機で1㎡に約200～500円、塗装代で1700～5000円かかります。
塗装になぜこれだけのばらつきがあるのかと言えば、塗料の違いによるものです。
例えば、「ウレタンやシリコン素材」は比較的安価ですが耐用年数は短く「フッ素」を使ったものはかなり長持ちしトラブルが少なくその分費用は高めです。
同じ建物にあと何年住むかの予定もしながら適した塗料を選びましょう。
最もおすすめの塗料は「ラジカル塗料」になります。
その理由は、「チョーキング現象」のために作られた比較的新しいもので性能が滝上に価格も良心的でコストパフォーマンスは抜群です。